建艦日報

艦船模型ブログのはずが徐々に方向性が不明なことに・・・、 混沌なるカオスへようこそ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

コミカルミニ四駆 ワイルドウイリスjr

初代ミニ四駆が誕生してから10作目、コミカルへと路線変更してから5作目となるのが、このワイルドウイリスjrである。
wild001.jpg

ライトを透明化したり、ウインチに金属線を巻くなどしてもっとリアルに改造したいところだが、お手軽に楽しむというミニ四駆の趣旨に従い、ボディカラーを塗装して、スミ入れでモールドを引き立てるだけに止めておいた。それでもこんなに素晴らしい出来栄えになる。
ウェザリングをしてないのは、ただ単に僕が苦手なだけだ。一部の部品がポリ樹脂なので塗装に苦労するところもあるのが残念だが、価格を抑えるためには仕方がないのだろう

あまりに有名な話だが、このワイルドウイリスjrはタミヤのRC「ワイルドウイリー」をスケールダウンしたもので、M38ジープが元になっている。
そのRCがどのようないきさつで製品化されたのかは知らないが、田宮社長の趣味全開であったろうことは大体想像がつく、田宮社長はこのM38ジープをデフォルメするために、ジープ大好きアニメーター大塚康生氏にデザインを依頼した。
大塚康生氏は、田宮のミリタリーフィギュア開発でポーズの監修をしたという関係もあり、きっと二人して軍用車両の話で意気投合し、盛り上がったこともあったに違いない。
大喜びでデザインを引き受けた大塚氏であったが、その頃すでにミリタリー関連の模型の売上が縮小傾向にあったことが心配だったらしい、そこで「ボディカラーを真っ白とか赤にしてはどうか?」と提案した。
しかしそれに対し、田宮社長は「ジープの色はオリーブドラブじゃなくちゃダメ!」と頑なに譲らなかった。そう、タミヤ模型の社員が皆恐れるという「鶴の一声」である。こうなったらもう誰にも止められない、かくしてワイルドウイリーはジープらしいカラーで製品化されることとなったが、大塚氏の心配をよそにヒット商品となった。

昭和59年「タミヤRCカーグランプリ」の放送開始、そしてコロコロコミックでのRC漫画の影響で、子供達の間ではRCがブームになりつつあった。
そこでミニ四駆の担当チームは「子供達がRCに興味を持っているのなら、RCカーのミニ四駆版を出してみてはどうでしょうか」と提案、田宮社長もそれに賛成し、人気のあったワイルドウイリーをミニ四駆化して発売することにした。
そして昭和60年「ワイルドウイリスjr」発売、実車のミニ四駆には興味を示さなかった子供達が、ワイルドウイリスjrには好反応、ミニ四駆初のヒット商品になった。
これを境にミニ四駆は、タミヤRCのスケールダウン版として発展していくことになる。
wild002.jpg


話は前後するが、四駆が流行るずっと前から大塚氏は「田宮さん、これからの時代は四駆だよ、四駆!」と、しきりに言っていたらしい。
あれだ、誰にでも覚えはあると思うが、自分の好きなものを他人にも勧めたくなるという、あの布教活動のような行動だ。
「ミニ四駆の発想は、この影響もあったのです。」と田宮社長は後に述懐している。
なんということだろう、この無意識のうちに行われていたサブリミナル効果がなければ、ミニ四駆は誕生しなかったかもしれないのだ。大塚氏恐るべし。

参考
月刊モデルグラフィックス 1986年2月号より「大塚康生のおもちゃ箱・初期型ジープ」
田宮俊作「田宮模型の仕事」(ネスコ/文芸春秋)


  1. 2007/05/26(土) 09:23:30|
  2. ミニ四駆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://seniria.blog95.fc2.com/tb.php/56-e3ef67ae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。