建艦日報

艦船模型ブログのはずが徐々に方向性が不明なことに・・・、 混沌なるカオスへようこそ。

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コミカルミニ四駆  トヨタ イプサムL-Selection EX

すでに連休は終わったけれど

GW中はおおすみの製作に専念できる …と意気込んではみたものの、時々違うこともしたくなるのが人情というもの。
おおすみ製作の合間にちょこちょことミニ四駆を一台作ってしまった。塗装してシール貼って、表面にクリヤースプレー吹いただけのお手軽仕上げだ。
短時間で完成というのはとても楽しい、快感ですらある。
ipsam01.jpg

完成して嬉しくなったので、写真を撮って某画像掲示板のプラモスレで晒したところ「最近のミニ四駆はこんなにカジュアルなのか?」との返信。
いや、このイプサムはミニ四駆としては古い製品である。発売は1996年だし、シャーシに至っては20年以上前の設計だ。
ipsam02.jpg

タミヤオリジナルのボディデザインで、コース上でレースするもの、というイメージが一般的に強いと思うが、ミニ四駆はそもそもスケールモデルとして誕生したもので、最初はスピードよりもパワー重視の低速走行車だった。

企画をしたのは自ら模型製作も大好きなタミヤの社長で、自身が老眼になり、模型作りに苦労するようになったことから考え始めたものだという。
「本来、模型は気楽に楽しめるものだったはず」と考えた田宮社長は、子供にも簡単に作れ、小遣いで買える低価格なモーターライズの車プラモというコンセプトで開発を始めた。
ちょうどその頃、自動車業界では四駆が流行りだしていたので四駆にすればいけると判断、ここにミニ四駆という概念は誕生した。
そして1982年、タミヤが子供達に向けて発売したミニ四駆は「フォード・レインジャー4×4」と「シボレーピックアップ4×4」!
スケールモデルで一流の技術を持つタミヤ製品らしく、模型としての再現度は高かった。しかし、シボレーを欲しがる子供などいるはずも無く、営業的には惨敗と言う結果に終わった。

ガックリと気を落とした田宮社長は、知人である四駆大好きアニメーター、大塚康生氏に相談に行った。初代ミニ四駆を見せられた大塚氏は、模型としての完成度の高さに感心したという。
組み立て簡単で人気のある車種なのに、なぜ売れないのでしょうかと悩む田宮社長に大塚氏は答えた。
「これは真面目すぎるよ、子供が対象なら見た目の面白さが大事だと思うけどねえ」
その言葉に目が醒めた田宮社長は大塚氏のアドバイスに従って、シリーズ六台目となる「シティターボ」からは、車体をデフォルメしたデザインのコミカルミニ四駆へと路線変更、初代ミニ四駆に比べて売れ行きは徐々に上がって行った。
画像のイプサムは、そのシリーズでは現在最後の製品である。

子供のためにと開発しているのに、気合たっぷりでシボレーを作ってしまうという空気の読めなさ、とってもステキだ。僕はそういうタミヤ模型が大好きだ。
今主流になっているスピード重視の、レース向けミニ四駆が誕生するのはもう少し後の話になるが、そのうち機会があればそのいきさつを書こうと思う。
イプサムを完成させたら、走らせて遊びたくなってきた。作るのも楽しいが、やはりミニ四駆は走らせてナンボの物だ。

参考 田宮俊作「田宮模型の仕事」(ネスコ/文芸春秋)

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2007/05/08(火) 21:17:21|
  2. ミニ四駆
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