建艦日報

艦船模型ブログのはずが徐々に方向性が不明なことに・・・、 混沌なるカオスへようこそ。

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瑞鶴 最終時の迷彩について(3)対空迷彩諸説

対空迷彩に関しては今までに何種類かの解釈がされてきました。
これから改めて考察する上で、代表的なものを振り返ってみようと思います。

① タミヤ1/700キットの説明書
zuikaku220.jpg
キットが発売された1993年当時のスタンダードな解釈で、この頃はまだ甲板上に目の字パターンが無いと思われていたようです。
配色も濃淡グレイの組み合わせや木甲板塗り残しの指定があったりと、現在の通説からは外れた内容となっています。
塗り分けの基本形状は、それなりに上空からの写真に似せてあるので、濃淡グリーンや茶色の組み合わせに変更すれば、とりあえず簡単に塗れて雰囲気だけ味わえれば充分という人向けに良いのではないでしょうか。

② 衣島尚一氏の作図によるもので、「日本海軍艦艇図面集3」や「軍艦の塗装」に掲載。
zuikaku221.jpg
作図されたのは掲載誌発売年よりもだいぶ前だと思います。
上記のキット説明書に少々変更を加えたような内容という印象で、配色に関しては各自判断となっていますが、部分的に軍艦色が使われていると解釈されているあたりに、情報の古さを感じずにはいられません。


瑞鶴の対空迷彩にグレイが使われていなかったという説が広く知られるようになったのは、1997年に発売された学研「翔鶴型空母」に掲載された水野行雄氏のイラストと解説がきっかけだったと思います。その解説にて「対空迷彩=陸地偽装説」が提唱され、迷彩考証のターニングポイントになったのではないでしょうか、これ以後の迷彩図には目の字パターン有りというのが標準になります。


③ モデルアート2008年7月号に掲載された図
wikimediaにほとんど同じ迷彩図があったので画像をいただきました。元図
zuikaku222.jpg
前述した水野行雄氏のイラストを元にパターンを描いたようですが、配色は件のイラストよりも明るめになっています。
理由はよくわからないのですが、2000年代に入ってから、このように外舷2号系列で配色するというのが通説になっているようです。
日本の航空母艦パーフェクトガイドにも、色調は違いますが、これと似たパターンの迷彩図が掲載されています。


④ ネイビーヤード誌Vol.10(レイテ沖海戦part2)に掲載された図
Hayataka様の掲示板から画像をいただきました。
zuikaku223.jpg
現在最新の考証による迷彩図です。画像解析が駆使されたことにより、前半部の迷彩パターンに関しては高精度で解明されたと言えるでしょう。
配色に関しては外舷2号系列よりも暗めの色になっています。おそらく水野行雄氏のイラストに近づけたものか、あるいは米海軍調査資料の雲龍迷彩色に倣ったものと思われます。


以上、できるだけ発表された時系列順に並べてみました。
次回では対空迷彩の考証に一石を投じた「陸地偽装説」を再検証してみようと思います。





テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2009/05/19(火) 18:50:36|
  2. 瑞鶴 (最終時)
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