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図面とキットを見比べているうちに、気付いたことがまた一つ。
艇体側面の扉ですが、ニニ型の図面には扉は描かれていません。
キットは二三型なので、果たしてここに扉があったのかどうか、図面からは判断できません。

二三型の実機写真を探してみても、不鮮明な写真や反対側の写真だったりで、確認することはできませんでした。
旅客輸送型の場合は実機写真で確認できるので、ここに扉があることは確かなようです。
そこで艇体内部配置図(ただしニニ型)と見比べてみます。

すると、キットの扉の位置にはちょうど①と示したように水中制動機があるので、扉があるのはおかしいということになります。
それでは扉の位置を後ろにずらしてはどうかと考えたのですが、水中制動機の横には②と示した寝台があるので、やはり扉を設置するスペースはありません。
このように、ニニ型にこの扉が無いのはもっともなことですが、二三型はどうなのでしょう。
資料本によると旅客輸送型は「大艇後部内を客室とし、10名収容の座席を設けたこと(後略)」
との記述があるので、おそらくこの扉は内部配置の違う旅客輸送型のみの設備だったのではないかと解釈することにしました。
ただ、断定はできないとお断りしておきます。
…というわけで、パテ埋めしました。

扉の有無について既に知っている人から見ると「なんでこんなことで悩んでいるんだろう」とか思われそう(笑)
- 2008/06/25(水) 21:42:58|
- 九七式大型飛行艇
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