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二年ほど前の話、まあ大した話じゃないけど

「あれ?ミニ四駆ってこんなに小さかったんですね」
二十歳になるN君はマグナムセイバーを手にとって、軽く驚いたように言った。
ふとしたことでミニ四駆の話になり、僕は自分のコレクションの中からマグナムを取り出してきて見せたのだった。
小学生の時以来、一度もミニ四駆に触れていなかったことが想像できて、僕は少し笑ってしまった。
10年程前、子供から大人までを巻き込んだあの第二次ミニ四駆ブーム、僕もその時にミニ四駆を始め、夢中になった。
しかしもう二十代後半という年齢だったからミニ四駆の大きさはその後10年経っても変わっては見えないし、友人たちはミニ四駆に興味を示さなかったから一緒にレースもできなかった。
だから正直N君がうらやましいと思う
「俺もミニ四駆捨てなきゃ良かったなあ、走らせなくても部屋に飾っておきたいなあって時々思うんですよ」
N君がそう言ったので僕はそのマグナムをプレゼントした。就職祝い…というのは冗談だが、N君は自動車整備士として就職が決まっていた。
「ありがとうございます!大事にします。」
無塗装でシールを貼っただけのマグナムだったけどN君はとっても嬉しそうに言った。
本当に嬉しかったのか、それとも僕に気を遣ったのか、それはわからない、まあどちらでもいい
それきりN君とは会う機会を持てずにいる。今ごろは元気で自動車を整備しているのだろうか
ずいぶん前にも、僕は何かのはずみで友人にマグナムセイバーをあげたことがある、だからN君にあげたマグナムはその後また欲しくなって買い直したものだ。
あの時は想像できなかったけど、ここ一年ほど前からミニ四駆に復帰する人が増えてきて、インターネットでミニ四駆について好きなだけ語れるようになったし、時々レースにも出られるようになった。
こうなるとまた熱が再発してくる。そしてN君にあげたマグナムのことが気になりだす。
やっぱりマグナムは自分でも持っていたいな…と思う、なぜならマグナムセイバーは僕が一番最初に買った思い出のミニ四駆だからだ。
だから画像のマグナムは三台目だ、今度は誰にもあげないようにしよう、
絶対にまた欲しくなるに決まっているから。
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2007/03/11(日) 01:52:23|
- ミニ四駆
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